院長ブログ

森拓郎さんの本2014-05-22

(食事9割、運動は1割)というタイトルにひかれて読んでみました。(ガッテン!)できる内容でしたが、消費カロリーと摂取カロリーの差で太る–というくだりに(ひとこと!)9割の食事は、糖質制限食が合理的です。太るのは脂肪備蓄のヒーロー(インシュリン君)が脂肪細胞に脂肪を溜め込むことによります。飢餓が日常だった古代、人体の細胞には生命維持のために血糖値を上げるホルモンがたくさんあります。インシュリン君は唯一血糖値を下げるホルモンで、体内に余分な糖質が入ってくると、血糖値を下げ(飢餓に備えろ!備蓄しろ!)と脂肪細胞に脂肪を溜め込みます。現代の日本の豊かな食事ではインシュリン君が朝昼晩の食事の度に(あ!また備蓄できる!)と脂肪細胞に脂肪をせっせと備蓄し、肥満になるわけです。血糖値を上げない食事をすると、下げる必要がないのでインシュリン君は平和に毎日を過ごし、脂肪の備蓄をしなくても良いわけです。残念ながら人体は飢餓が日常だった古代から進化していません。平安時代の貴族・藤原道長も裕福な食生活のせいか糖尿病だったようです。(食事9割)を古代食に戻すのは無理ですが、明治〜昭和初期の庶民の食事を手本に(白米でなく未精製の米)と脂肪・タンパク質にし、(運動1割)を(よく歩く)生活にしてはいかがでしょうか?
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